複数のCisco製品におけるErlang/OTP SSHサーバの認証なしリモートコード実行
概要
- 発行日:2025-4-22
- 更新日:2025-5-30
- 該当CVE ID:CVE-2025-32433
- CvSSv3スコア:10.0 (Critical)
脆弱性の概要
- CVE-2025-32433
2025年4月16日、Erlang/OTP SSHサーバに重大な脆弱性が公開されました。
この脆弱性により、認証されていないリモート攻撃者が影響を受けたデバイスでリモートコード実行(RCE)を行える可能性があります。
原因:SSHの認証フェーズ中のメッセージ処理の欠陥。
影響を受ける製品
- ConfD, ConfD Basic
7.7.19.1 以降 - Network Services Orchestrator (NSO)
5.7.19.1 以降 - ASR 5000 シリーズ (StarOS)
2025.03(2025年7月予定) - Optical Site Manager for NCS 1000 シリーズ
25.2.1(2025年6月予定) - Small Business RV シリーズ ルータ
修正予定なし(ソフトウェアメンテナンス終了済み) - iNode Manager
修正予定なし(サポート終了済み)
なお、下方の製品は影響を受けません。
- Cisco ASA / FMC / FTD ソフトウェア
- IOS / IOS XE / IOS XR / NX-OS ソフトウェア
- Meraki 製品
- Catalyst SD-WAN / Center
- Identity Services Engine (ISE)
- Expressway / TelePresence
対処法
- 回避策・修正ソフトウェアは、各製品のCiscoバグIDに記載。
- ソフトウェアアップデートを検討する際は、十分なメモリやハードウェアの互換性を確認すること。
ワークアラウンド(回避策)
- CiscoのバグIDを参照してください
レスポンスマトリックス
Cisco.com の「Cisco サポートおよびダウンロード」ページでは、ライセンスとダウンロードに関する情報を提供しています。
このページでは、My Devices ツールをご利用のお客様のデバイスサポート範囲も確認できます。
初回執筆:2025年6月2日