【CVE-2025-20188】Cisco IOS XE for WLC:静的JWTによるファイルアップロード脆弱性
概要
- 発行日:2025-5-7
- 更新日:2025-6-6
- 該当CVE ID:CVE-2025-20188
- CvSSスコア:10.0 (Critical)
脆弱性の概要
- CVE-2025-20188
Cisco IOS XEを搭載したワイヤレスLANコントローラ(WLC)において、以下の機能に認証なしで任意ファイルをアップロードできる脆弱性が確認されました - Out-of-Band AP Image Download
- Clean Air Spectral Recording
- クライアントデバッグバンドル(client debug bundles)
原因
静的に埋め込まれたJSON Web Token(JWT)が存在しており、攻撃者はHTTPS経由で細工したリクエストをWLCのAPファイルアップロードインターフェースに送信することで、任意のファイルをアップロード、パストラバーサル、root権限での任意コード実行が可能となります。
影響を受ける製品
以下のCisco製品で、脆弱なIOS XE WLCバージョンを使用している場合に影響を受けます:
- Catalyst 9800-CL Wireless Controllers for Cloud
- Catalyst 9800 Embedded Wireless Controller(9300/9400/9500)
- Catalyst 9800 Series Wireless Controllers
- Catalyst AP上のEmbedded Wireless Controller
※通常のIOS、IOS XR、Meraki、NX-OS、AireOSは影響なし
対処法
- Cisco公式に対策法が記載されております
下方のURLから確認していただくことを推奨いたします。 - Cisco IOS XE Wireless Controller Software Arbitrary File Upload Vulnerability
ワークアラウンド(回避策)
- 上記【対策法】にてCiscoのURLを添付しております。
ご確認ください。
レスポンスマトリックス
Cisco.com の「Cisco サポートおよびダウンロード」ページでは、ライセンスとダウンロードに関する情報を提供しています。
このページでは、My Devices ツールをご利用のお客様のデバイスサポート範囲も確認できます。
関連URL:Cisco IOS XE Wireless Controller Software Arbitrary File Upload Vulnerability
初回執筆日:6月9日